Special Pub すすきのSTORY

スージー、お元気ですか？

あなたが大好きな白い世界のサッポロは、
たったいまのこの嵐で
ビュービューゴウゴウと雨や風が大暴れして
すっかり地面が黒々と剥き出して、
水饅頭みたいなツルツル美味しそうな場所を踏んづけたら
たちまち一回転して頭の後ろをしたたかに打ちそうです。

それから、もう少しで目的地にたどり着く所で
地響きのような大きなおとがなって、
鼠色の空から今にもイカヅチに狙い撃ちされそうで
震え上がってしまいました。
天の采配の前には無力な体を差し出すしかなくて、
いまここで射抜かれたら、さっきスプレーしたばかりの長靴にも雨がいっぱい入って、
なんだか無駄なことしちゃったみたいだなあとか、
頭の中は、あまりにもおかしなことばかり考えています。
さて、順番だ。
歯医者さんの椅子は気持ちが良くて、ついつい眠りそうです。
年賀状はいまだに手付かずです。
まだね。 智子