February 10, 2007
ああ・・・あなた 私を殺して
ある激しい恋があった。女は初めて本物の女になった。しかし、彼女には夫と3人の可愛い子供がいる。夫はある夜、妻を求めた。妻は頑なに夫を拒んだ。
一人で出て行け。そうして女は愛人のもとに赴き、愛人の手によって絶頂の中に自分の作ったシナリオ通りに死んでいく。
そりゃあ、死んじゃった女はそれで終わりだが、生きてるほうが大変よ。
死んだ人間のこと、あーだこーだと想像しなきゃならないし、言った言わないとか、男は針のムシロ。
映画でも、小説でも泣き所ってありますね。私、この映画で一箇所あったんだけど、隣の席で一緒に見ている彼、同じポップコーンを食べていても、それに手が伸びる瞬間が一緒だったにしても、感じるところは違うんですね。
さっき、二日酔いだなーって思いつつ、ソファーにダラリンチョしてて思いつきました。
いままで私、そおいうものの泣き所は年齢、経験によって違うもんだと思っていたけれど、
自分の秘めたる思いが映像を通して表現された時、自分のモヤモヤが解って、そこで感極まるんだなー。
実際、自分とは何ぞやって考えた時に、自分の事が分からない。もう、どうしていいか分からなくなっちゃうよね。ああ、なんと表現すればよいのだろう。
男が、床にひれ伏して、死んだ女の母親に謝る。
この場面で泣いてる私は、きっと贖罪の意識が強いんだろう。
ああ・・・あなた 私を許して
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