September 23, 2010
素敵なカフェ発見。
通勤途中の道。もう、ずっと見ていた。いつか来ようとは思わなかった。本当は ずっと恋い焦がれていたパン屋があって、今朝起きてから、今日こそは行こうと決意していた。
そこは、宮の森。ムーラン・ド・ギャレットという名前も素敵。家を出て、山の手通を 地下鉄28丁目に向けてひたすら歩く。私の足で、35分くらい。
店からセレブな感じの御婦人が元気な坊やと出てきた。代わりに入って、店内を見渡すと、思ったより小さい空間に、楽しくなってしまうほど多種多様な商品がならべられていた。
ほんとに嬉しくて、10品2250円買って、袋は両手に均等の重さに分けてもらった。
歩いてお帰りですか?そうね、疲れたら乗ってしまうかも・・・って、お店を出た。
ちょうど交通の途切れた山の手通を 向こうに渡る。少し行くと、北3条の細い通りと合流する三角地帯がある。
そう、そこに その 素敵なカフェがあるのです。
Sato coffee
玄関を入ると、すぐ右手にコーヒーの焙煎釜が構えてあって、香ばしい匂いが漂う。 奥の窓際に、中年紳士がひとり新聞を読んでいた。
大きなテーブルは、古い木の板。 テーブルの真ん中に すすきをさした 細口の浮き玉色の瓶が11並んでいる席に座った。
まるで、すすきの原っぱに寝転んだように 目線を窓の外の車の流れに向けられる。 ブレンドコーヒーが運ばれてきた。そのブレンドは 桜・・・という名前だったかな? コーヒーカップは、ザラッとした土のぬくもりを感じるずっしりとした存在感。深い焙煎、酸味は抑えたものを注文した。
座って右手には大きなスピーカー。TANNOI Super Red Monitor と書いてある。年代物で、なんだかとっても大切な感じがした。
曲は、大貫妙子ではなかろうか? 軟らかい音色が心地よい。もう、素敵過ぎる空間に感激。
このカフェが たくさんの善良な人たちの憩いの場になってくれれば良いなあ。そんな気がする。 ささくれた心を包んでくれる気がする。
宮の森2条7丁目。 ぜひ行ってみて。 知らない町を歩いていて、素敵なお店に偶然吸い込まれて、でも もう2度と行けないかも知れなくって、
胸がキュンとなるような、そんな そんな 素敵なカフェでした。
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