May 29, 2009
日清戦争と私のツル祖母さんと、仏教ブーム
日本での正式名称は明治二十七八年戦役(めいじにじゅうしちはちねん せんえき)。ウィキペディアより明治二十七八年戦役の年、云々・・・ いつも、ツル祖母さんは講談していた。
このばあさん いったい何を言っているのかと思っていたが、なんとなく日清戦争を思い浮かび調べてみた。
日本での正式名称?
この年に祖母さんは生まれたのか? いや、その10年後だったと思う。
ツルばあさんが 亡くなったのは 平成4年。 もう、少女のようになって死んでいった。
樺太の逓信局で働き、世界大戦前には札幌に嫁入りし、あの悲劇には巻き込まれなかった。
そうなっていたら、わたしは いなかったーーーーー!!
おしい人を亡くしました。
しかし、たった10年の事も、どんどん風化していくのに 100年前なんて、500年前だなんて、恐ろしく昔だ。
いま、仏教ブームなのか、新聞を読んでいたら、法然上人生誕800年で、さだまさし が歌を作ったとか書いてありましたなあ。
わたしも、北海道新聞連載 五木寛之 『親鸞』 を毎日楽しく読んでいるの。
挿絵にあった、美しい 聖徳太子に魅かれて、途中から読みだしたんだけど。
宗教っていうより、考古学のような気持ちですね。
年をとると自分を探す旅をしたくなるのだ。 神木や、古寺の柱を抱えて、匂いをかんだり 耳をつけて何かの音を探してみたり。
しかし、小説が面白い。
連載263日めにして、ますます悪い奴の本体が出てくるの。
もう、ありがたや と拝んでもいられない。 恋があり、裏切りがあり、赤裸々な人間模様を、少しの文献や資料に、肉付けして、想像しつつ 物語を進めていく。
これは作家のセンスでしかないよね。連載は、ますます面白くなって来た。悪い奴は、とことん悪くないと面白くない。
ということで、そろそろ準備をしなくてわ。
キラリンが 転んだ! やっぱり、泣いた…
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