Special Pub すすきのSTORY

真冬日であっても、高くなってきた日差しで　車道は土色の道がついています。
風は冷たくても、春心地でいられますね。
さて、いくみさん、いくちゃん、今まで色々ありがとうございます。
我々同じ『落ち込みの激しい黒ヒョウ』とかで、似たもの同士だったから、面白かったねえ。
いくちゃんの、行動が手に取るように分かったりしたこともあって、甘えやすかったなあ。
うん、ずいぶん無理を言っても聞いてくれて、ほんと助かったよ。
むかし、やまさんが死んじゃったとき、どおしよう・・・って泣けたっけ。
でも、捨てる神あれば拾う神ありで、なんとかやってこれた。
こんどは、いくちゃんが　いなくなって、でも、どうにかはなることは分かっているんだけど、
たまらなく寂しい。
なんだか、自分の影が無くなるような、四方八方から光があたって逃げ場のない状態っていうか、
裸に剥かれちゃったっていうか、なんとも心もとないかんじでしょうか。
さっきね、
生協まで、お買い物に行ったの。
卒業にあたり、お赤飯炊こうと思ってさ。
米の売り場を観たら、今まで見たことない高価なもち米があって、買ったんだよ。
最後に、食べさせたくってさ。
でも、ちょっと失敗しちゃってさ、色気少ないかもね。
ほんと、大事なところで失敗しちゃうなんて、私らしいかな。
じゃ、あとでね。