August 22, 2010
自分だけの大切な時間をゆったり過ごす場所
中央区、南11条通りを中島公園に向かい、公園に入る手前に 鴨々川にそって右に曲がる。しばらく行くと、右手に 『 渡辺淳一文学館 』 がある。
受付には、真面目そうな雰囲気の司書のお姉さん。 案内から、喫茶から、なんでもやらなけりゃイケナイ雰囲気。
300円を払い、2階の展示室に。 渡辺淳一の 北大時代から、現在に至る足跡を並べてある。
ひとさまの歴史には、あまり興味がないので、さーっと見物してから、地下のコンサートにも顔を出してみた。
アマチュアの シニアの女性トリオがギター演奏をしていた。 そそっと入って、そそっと出てきて、1階の喫茶ルームに行った。
抹茶と(薄茶だった) 和菓子のセット 550円を注文して 奥のテーブルに向かうと静かで気持のよい空間が広がった。 天井まである棚から、好きな本を選び、好きな席を選んで、ゆっくりと時間は過ぎていく。
至福の時。 そして、その和菓子の美味しいことと言ったら。 こんな上品で 高級な時間を 突然飛び込んだここで得られて嬉しかった。
中島公園。 子供の頃から親しんでいた場所。
文学館をでて、川沿いに歩く。遊歩道が整っていて、素敵な散歩道。都会のオアシス。
何十年、時が流れても、あの木はそのまんまで、せせらぎもそのまんまで、自分だけがどんどん進んでいる。
今そこに、池の昆虫をすくい上げている女の子に自分を重ねて、思いを馳せてみる。 ノスタルジー・・・
お盆を過ぎてなお、札幌は真夏の様相。
時たまここにきて、変わらぬ地に変わり果てた自分を投げ出して浄化してみようと思う。
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