November 12, 2006
駆け抜けた一週間。
苦戦ながら、乗り切って日曜日。ボロ雑巾のように痛んだ身体を慰めるように外は暴風雪。ゆっくりお休みって。
やっときたね。どんなに君を待ち望んでいたか分かるまい。さっきまでの冷たい雨が白く変わった途端、北国の瞳は輝いた筈だ。
子供のころとおんなじ時期に初雪の便りを聞くと言うことのなんて安心感。
遠くない未来、冬の到来は遅く、そして短い。
温暖化は確実に私達を脅かしているのに、どうして貴方は気付かないのか。
銀杏の実は、気温がぐーっと下がって初雪の頃落ちる。
ぼとぼと音を立てて落ちる。
玄関前にぎんなんが一杯置いてあった。
これはね、この果肉はね、漆ほどの毒があるんだ。
匂いはきつく、毒も強い。素手で挑戦して負けたのは去年のことだった。
手の小さな傷から毒は忍びこんで体中を駆け巡り悪さをする。今だ、右手は焼けるような感覚が残っているんだ。
いっぱいあるから、分けてあげる。いいんだよ、中毒の実験はしなくたって。私が処理して食べさせてあげようね。山の手高校のグラウンドの実だ。
みんな、待っていてね。
ミッキーありがとう。
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