June 13, 2006
春ゼミと、時しらず
ここは、山が近い。 今年も季節を告げる使者がやってきた。 『エゾハルゼミ』 翅が透明で小ぶりの蝉。一昨日、まだ肌寒い強風の中、確かに夏を感じさせる空の青さにつられ、彼は鳴いた。 今日はまた穏やかに暖かさを運ぶ風にいっそう逞しく歌っている。
もっと里ならば、夏休みのはらっぱで、空き地で大木の高い幹からアブラゼミがやかましかった。
北海道神宮祭は夏の変わり目。知ってか知らずか やはり今年も彼は季節を教えてくれた。
一年中鮭はどこでも売っている。 でも、今はトキ。
トキシラズは、お祭りのご馳走だったし今でも高価だ。
その筋子がある。せいぜい長さ15センチほど。小さい未熟な粒がなんだか好きだ。
明日から3日間お祭りだ。夏が来る。
とってもとっても嬉しいのは、北国の夏というその刹那を摑まえた感動であろうか。
はっかパイプ。苺アメ。 赤飯も炊こう。
明日から、おまつりだ。
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