January 02, 2011

元旦は映画の日

年末に映画に行きたかった思いをまとめて果たしました。
元旦の映画館は思ったほど混んでいませんでした。


◆最後の忠臣蔵
「おーー、こういう結末なのか」というほど暗い。

安田成美の囲われ者の役がなかなかいい。
(原作にはない?)
お姫(おひー)様役の桜庭ななみが光る。

物語の展開と同時進行する近松物の人形浄瑠璃が
「情念」の世界へと引き込もうとする。
題材の硬さが故に、そうならないのが物足りない。

2004年にNHKで放映されたものを映画化、、ということで
まったく同じ物語でまったく同じ結末なのかはわかりません。

 さすがはアカデミー俳優、役所広司。うまいですねぇ。
 お姫様役がメイサだったら、この雰囲気は出なかったろうと思います。

 子育てからカンバックした安田成美の熟女の色気を感じました。
 今年、大河ドラマに出る鈴木保奈美はどんな演技するんだろう。

◆武士の家計簿
5年くらい前に原作を読みました。
配役がサプライズです。
仲間ゆきえと境雅人はありかなぁと思いますが
母親役が松坂慶子、父親役が中村雅俊はちと軽い感じ。

原作は、武士の家計がどんなに大変だったかをドキュメンタリ的に
書いています。原作者が古本屋でこの家計簿を見つけたところから
始まっています。

それを軽快な感じで映画化した森田芳光監督がいい感じです。
時代考証ならぬ算盤考証されている。

・・あ、原作よりかなり金持ちに描かれています。

◇少年メリケンサック
これは年末のTVで見ました。
2年前の封切りだったのがもう見れるなんてと思い映画館で見逃した
だけにうれしかった。

さすがに今をときめくクドカンの脚本・監督だけある。
しかも宮崎あおいが、天才とも言える演技のうまさ・・と思いました。
改めてファンになりましたねぇ。結婚しちゃってるものなぁ。残念。
(って、何が残念?)
オヤジパンンクバンドの4人も熱演です。
ハッピーエンドなのがとても救われます。

では、今年も映画見ましょう。