April 10, 2007

春麗 カラスも散歩 福寿草

 庭の雪がみるみる融けて、去年の枯れ草が現れました。 それをぬって生き生きとした今年の命の輝きを見つけました。陽だまりには長の眠りから覚めた虫達が這い出してきて、命を繋ぐ準備を始めました。その時々の季節に現れる自然は、人間の手に作られたものより、ずっと色鮮やかに、薫り高く不揃いささえも かえって味わいを感じます。
 さて、去年の秋、たった5センチほどの楊枝のような幹の先端に立派な銀杏の葉をつけて立っていた あのこ はどうなっているか。それが心配で覗いてみると、そこも雪解けがすすみ、去年より1センチくらい成長した格好でにょっきりと立っておりました。 その先端にはやはり新芽をギュッと抱いた硬い蕾が付いている。去年は双葉だったねえ。 今年は本葉も出るのかしら。おたのしみ。
 そうそう、やはり去年の6月頃かしら。 一生に一度飲めば脳卒中にならない薬というものを自分で作って飲んだけど、その原料になってくれた山蕗(フキ)も芽吹いた。 ふきのとう。 ボイルして御浸し・・・といってもやはり苦い。 やっぱり蕗味噌にして香りを楽しみたいものです。
 猫の額程の庭だって、これからどんどん楽しめます。さしあたって、次の晴れた日には、梅に油粕でもあたえましょう。 なるたけ みんなの身体に優しいように。