July 12, 2006

お日様が昇ると人間考えが変わるももんだ。

 寝る前に記した件。 なぜ、感情が湧かないか?!
それは、私が自分を見つめようとしたこと事体が、すでに冷静になっていたからだ。
 ベッドで目覚めて、しばし考えた。これからどうしよう。
そうだ、ゴルフのお洋服を買おう。手袋も買おう。
 庭を見た。バラが折れていた。蕾がついて可哀そうなので、まず切った。亀蔵の早退のせいで伸び放題のつつじが目に付いた。とりあえず、花バサミで枝を落とす。形がついてくると楽しくなった。
 パッチンパッチン枝を切る。ものすごく残骸が散らばった。今日はほったらかしておく。病気の枝も落ちて、さぞやつつじも気持ちよかったはず。
 さて、お買い物だ。へそくりを下ろしに銀行へ。自転車をこぐ足取りが軽い。くだりの道は向かい風も心地よくカラーしたばかりの髪は、さらさらとなびいた。
 これだけの現金だから、良く見定めて商品を選ぶ。金髪の可愛い店員さんの一言で、私は狂った。もっとお安くなりますよ。
 こんなに気持ちの良いことが最近あっただろうか。
 ショップの袋にこれでもかと詰めて、前のかごに載せ、上り坂の帰り道を笑いながら自転車をこいだ。


零時頃、振り出した雨が、土砂降りになっている。

 今日は、我が店は、昨日に引き続きとても暇だった。
ちょっと心を覗いてみたくなった。
 感情のない時はあるのか。喜怒哀楽。
 今、嬉しくはない。怒りもない。哀しみ?!もない。楽しくもない。今の私は感情がないのか?
刺激のない時間。無表情。1時間前はタクシーまでの傘のない距離が嫌だった。でも、運転手さんのお話が楽しかった。
 2時間前。こんな日はもう駄目と諦めてしまったが、悔しい切ない悲しいなど沸き起こる感情はなかったように思う。
 なにか、心の揺れ動く事件がないとき、こんな時、つまらないと感じる。
 そうだ。心の平穏な時は、つまらないのだ。良くも、悪くもないのが、つまらない。
 諦めの速さは天下一品。執着もしない。新しいことを常に追い求めている。飽き性である。
 我儘になる時もある。心をさらけ出せられる対象には地団太踏んで抵抗し、我を通そうとする。そうして、そんな自分を抑えられない、厄介者がいる。
 さて、こんな雨音を聞いたら熟睡だ。こんな時間も必要なんだろうな。ちょっと嬉しいかも。
 なんだか口元が緩んでしまった。覗いてみて良かった。おやすみ。