December 11, 2006

雲間より薄日、新雪に映えて眩しきかな 寝る前のつづき

美しい青年にいざなわれ現地におもむく。
彼の手によって開かれた扉の向こうはアロマのリゾートだった。
心地よい媚薬の香りと適度の湿った空気。加湿器の雫のしたたる音さえもすでに魔法にかかった私には天使の音楽だった。
足の高いベッドに私を腹這にさせ、青年は尋ねた。
tomoko 何処が欲しいんだい?
私は、年末セールの疲れを一身に溜め込んだ首、肩を差し出した。
さあ、目を閉じておいで。
暖かくしっとりした両手が、私の全身をくまなく揉みしだく。
さあ、tomoko フィニッシュだよ。青年は片方ずつの足をぐるんぐるんと優しく、時に激しくまわしストレッチをした。
ハニー、好かったかい?
彼はベッドに私を座らせ背後から優しくとんとんと叩いた。
夢見心地の私は、日曜一日集中特訓トレーニングのリゾートを満足して終わらせたのだった。

いくちん、こんなもんで如何であろう?

師走の ある 日曜日

朝9時、携帯電話のアラームに起こされる。
師走の『ある1週間』が終わり、自分だけの日曜日だ。
炊き立ての雑穀玄米と味噌汁、刻み生姜の卵焼きを、いつもより急いで平らげ、身支度を簡単に整えると、マティとの予てからの約束、プレゼントチケットを無駄にせぬよう、例の『スペシャリストの館』に向かった。
青空が出ている。夜の低温を約束するような宇宙に抜ける空だ。 
私は、まだ付き合いの浅いキャロウェイ、ウッド№1を伴った。
受付を済ませプロに連れて行かれた先は打席3台しかないがカメラがいつも私を写すハイテク空間。
構えてアクションし、目を上げると途端に自分のフォームが映し出される。
それを見ながらポイントをひじょうに解り易く解説され、たまに誉められ気持ちよく50分のレッスンを終了したのだった。
そこに迎えに来る鍛え上げられた肉体。
かなり親切丁寧、若くて好青年だ。
彼に機械を使って、たまにはそっと湿って暖かい手を添えてもらい50分のトレーニングを終わらせた。
さて、待ちに待った『イケメン整体士』に この身をゆだねる時がやってきたのだった。
どんなに待ち焦がれたことだろう。つづく