November 07, 2006

雨が降っている。

7時に起床。
青空が出ていた。
ダイレクトメールを仕上げ、ゴミ駅まで行った。
降り続いた雨が嘘のように薄青い綺麗な空だった。
いのしし氏からのメールには、札幌は雨なんだね、と書いてあったので、いいえ綺麗な青空ですと答えたが束の間、一点の雲、にわかに広がりだし雨がざんざと振り出した。
つまり、天の気持ちも千千に乱れ、東方につこうか西方に味方しようか悩んでおる。
なんだ、こりゃ。1600年、関が原の合戦のようではないか。
さてここで、気を静めるべく香を焚いた。
沈香のすっきりとしたかおりが鼻孔を通って脳の奥深くまで染み渡る。
最近、禁煙したせいか五感の冴えを感じる。
生来、臭覚は鋭く、味覚もそれなりに、耳は誰にも聞こえない犬笛の音、果ては亡者の囁き、精霊の羽音にいたるまで聞き分けられる。
嘘だよ。そりゃあ。
いやー、ストーブは暖かだねえ。
早起きはお昼寝を期待しちゃうね。
実は、最近、赤い表紙の本が私を洗脳している。
だから、1時間ののちには雨合羽を着たオバサンが西野の山をゆっくり登り、帰り道背負ったリュックには、あるブツがつまっていることだろう。
おお、暖かい。眠っちゃわなきゃあね。