キャベツの芯の話。

わたくしが子供の頃のTV番組の記憶に、　先ごろお亡くなりになった
役者・緒方拳さんが女衒の役だったかをしていまして、　夫人に　おい、おまえ　キャベツは芯が甘くて１番うまいんだ。捨てるな！　という科白がありまして、
父が笑いました。　わたしも　ふ〜ん　そうなのかなあ・・・と思いました。

　それから、キャベツの芯は甘くて美味いとインプットされたわけで。　

　農薬の苦さを感じることがものすごく厭で、無農薬野菜を専門店で買っていたのですが、間に合わないときは　スーパーマーケットで　パリッと綺麗な野菜を買うことがあります。　妥協の気持ちと、そろそろ普通に買っても減農薬されているかな？なんて期待したりして、買ってしまったキャベツの話。

　キャベツの芯が苦いことを感じるようになったのは何時頃からだったかなあ？

　苦い、かび臭い！　美味しくないよね。　地中の農薬は根から取り込んで行きますね。　だから、本当は美味しいはずのキャベツの芯も直撃だ。
　そんなこと、思いながら、途中で食べるのを止めてしまった。　最近は、色々な食品に　無農薬、有機栽培を貼り付けているものがあり、　昨日買った　酸化防止剤無添加の赤ワインは、安物でも美味しい気がした。

　昔、子供の頃、父はNHKばかりつけていた。　それが多かったけど、民放もたまに観た。
　ある橋のたもとで・・・　というドラマがあり、役者さんが抱き合ってくちづけをした。
もう、それだけでドギマギしたもんだけど、家族で見れる作品が多かった。　濡れ場がなかったんだな。　家族で仲良く観られるのは良い。

　近年はずっと、大人の世界に浸っているんだけどね。　毒は溜まるよ、間違いなく。　１２０まで生きたいとは思わないけど、途中　途中で痛い目に合いたくないから、やっぱ、キャベツはあそこに買いに行こうと思います。