June 01, 2007

さあ、6月。夏の匂いです。

 今朝、早くに帰ってきた。太陽は高々と昇り、白日に曝された薄野の街をとぼとぼと歩くほど罪悪感にさいなまれることはないのだ。
 いったい何時になったら薄野に馴れるんだ。いやいや馴れちゃいけない。悪魔ってゆー奴は何時だって、その隙に刺さりこんで来るじゃないか。
 深酒をすると、おかしな腹の空き方をする。家に着くやいなや、夕べのナス炒めを摘んで、電機釜の蓋を開け、しゃもじですくった飯を手で摘んで食べた。俺としたことが、硬すぎるじゃねーか。顎が炎症を起こしそうだ。
 焼きざましの秋刀魚は妙に挑戦的で、目を背けてしまった。しかし まあ ここまで呑むとは俺もたいしたもんだぜ。
 と、眠りについた。昼前に目覚めるも、細胞の一個一個がアルコールでジリジリ焼ける感覚だ。
 そおいや Kがゴルフとか言っていたな。こんな天気だ。報告が楽しみだ。
 水を一気に2杯飲む。浸み込む。ベランダに出た。人工芝に腹這になって深呼吸する。
 春の花の香りは跡形も無く、変わって猛烈な勢いで噴出した木々の新芽に包み込まれて窒息してしまいそうだ。
 おいおい、イチイよ。明け方のおかまのようだぜ。
亀蔵はいないんだ。おいらがザックリ刈ってやろう。