December 25, 2007
メリークリスマス
夕闇のの中島公園は驚くほど冷えてきていた。小川の川面にカルガモの群れ。今日はキタラのクリスマスにやってきた。開演1時間も前に着いたので、パークホテルの出張レストランでお茶をし、開場を待った。中庭はたくさんのクリスマスツリーが飾られてお祭ムード満点だった。昨日の有馬記念に、マツリダゴッホ が1着になるだなんて誰が思っただろうか。
さておき、案内係の女性に指された席に座っていると外国人がすまなさそうに、席が間違っていると言った。そこで改めて確認するとやはり違っている。ソーリー・・・少し、後ろの席に案内し直され、やっと落ち着いてプログラムを見た。
以前パイプオルガンを聞いたときはトランペットとソプラノのソロで、バッハをキタラ初代のオルガニストが弾いた。荘厳で、今ここに、神様と天使がラッパを吹きながら降りてきそうな、そんな気持ちを覚えた。
今日の公演は、オルガニストの手がカジカンデいたのかしら。なにせ、2千円のチケットだし。料金に見合っているかも。
聞き覚えの無い単調な旋律があり、3曲目にしてやっと中世のヨーロッパを感じる曲。前半最後は一人オーケストラのように、よくもあんなに指が動くもんだと感心する。
20分の休憩の後、北星女子中学・高校の聖歌隊ゴスペル。だまって聞いていると、あまりの美しい声に涙がはらはらとこぼれ落ちてきた。今年は素敵な聖夜を過ごせた。
一斉に降りてきた観客の波を縫って、自然押し出され、また公園の冷たい冷気に身体を預けた。