August 26, 2018

秋の気配といえども確かにまだ8月である。

今宵初七日。
使いきった身体を脱ぎすてて身軽になった父は今?
3月から手厚い看護の下、まるで電池が切れるかのごとく一生を終えました。
数日降り続いた雨のすっかり夏空に変わった爽やかな午後でした。
晩年少しずつ病魔は進み、緩やかに思い出全てを消して行きました。
人は後悔ばかりするものなのか、自分はこの13年14年いったい何をどうしていたのか、
ちょっとの罪悪感が湧いてくるのです。

49日間、魂はこの世にとどまると言います。
きっと薄野の私のお店にも遊びに来ると思っているのですが、ちっとも気配がしません。
もともと物静かな人なので、そっとそっと、お席のどこかに鎮座しているのかしらね。
そんなことを考えながら、これからもただただ一生懸命生きて行かなきゃと思っています。